きねぞう

映画の感想や関連記事を載せていくブログです。

特集:徹底解析!【ドラえもん のび太と銀河超特急】を語り尽くす! Part4

 

Part4:ドリーマーズランドへ

 

気が付くと、薄靄の中、列車の上で目覚めるのび太たち。列車は無事だったようです。ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんが屋根を伝ってこちらにやってきます。

「シャドー団はどこだ?」

「どっかに消えちゃったんだ」

突然、花火の音が鳴り響き、続いて軽快な音楽が聞こえてきます。

霧が晴れると、そこには遊園地の門が待ち構えていました。このCGもくせになります。

アナウンスが聞こえてきます。

「みなさま、みなさまようこそいらっしゃいました。宇宙最大・最新・最高の夢の楽園、ドリーマーズランドでございます」

「ドリーマーズランド?」

「そういえば、銀河の外れ、ハテノハテ星群に遊園地を造っているという噂を聞いたが、ここだったのか」

補足説明をしてくれるボームさん。

 

「最初のアトラクション、列車強盗ショーは、お楽しみ頂けましたか?」

「ええっ? じゃぁさっきのはショーだったの?」

唖然とする一同。ショーにしてもやり過ぎだと思うんですが。

「ドリーマンズランドは、周辺の小惑星一つ一つに、忍者の星、西部の星、恐竜の星など、数々の冒険コースを用意しております」

ディズニーランドで言えば、ファンタジーランドやウェスタンランド、トゥモローランドと言った風に、それぞれのテーマに沿ったアトラクションが用意されているという訳ですね。しかもそれぞれが惑星単位というのだからスケールがでかいです。

ここで、列車内でのび太たちを悩ませていた、忍者、吸血鬼、ガンマン、海賊、恐竜などといった怪しい存在は、すべてこのドリーマーズランドの余興だったことがわかります。分かるはずもありませんが、伏線だったのですね。

 

列車から出てきた大勢の乗客たちが、ドリーマーズランドの門めがけて走り出していきます。

「こんなに乗ってたんだ」

「600人、て言ってたね」

圧縮空間が便利すぎます。

「ちょっと。見て見て、あの子たち。面白いカッコしてるわね」

「大昔のカッコしてるぜ」

「昔もんじゃねぇのか?」

三馬鹿トリオの登場です。アストン、ジェーン。未来からやってきた子供たちなのですが、ことあるごとに、20世紀から来たのび太達を「昔もん」と言って馬鹿にしてきます。

 

一方、侵略者たちが根城にする無人惑星では。

「あの星だ。小惑星の中でも一際大きいあの星に突然、大勢の知的生命体が乗り込んできた。どういう集団なのか? 目的は何なのか? スパイを送り込んで調査せねばなるまい。くれぐれも気づかれぬよう……」

宇宙船から一体の異星人が飛び出してきました。アンコウとUFOを足して二で割ったような見た目をしています。ドリーマーズランドのある星へと向かっていったのでした。

 

次回に続きます!